インプラント治療を始める前に知っておきたいこと
安心して治療を受けていただくために
インプラント治療は、失った歯を自然な見た目や機能で補うことができる先進的な治療方法です。特に健康な高齢者の方にとって、入れ歯やブリッジに比べて快適さや長期的な安定性が高い点でおすすめの治療法です。また、1本だけ歯を失った場合も、審美面や咬む機能を考慮してインプラントを選ばれる方が増えています。
当院では、手術の正確性を高め、患者さんの負担を最小限に抑えるために「インプラントガイド」を使用しています。これにより、安全で確実な治療が可能です。
痛みと手術のリスクへの配慮
セデーション(静脈内鎮静法)
手術中にリラックスした状態を保つため、セデーションを使用します。
うたた寝のような感覚で処置を受けられるため、不安や恐怖心を軽減します。手術中は専門医が全身管理を行いますのでご安心ください。
最新技術による負担軽減
骨や歯肉の状況に応じて、ガイデッドサージェリー(手術用テンプレート)や傾斜埋入などの技術を活用し、必要な切開を最小限に抑えた治療を行います。
特に「オール・オン・フォー」のような術式では、短期間で治療が完了するため、体への負担が少なくなります。
治療の成功と長期安定性のために
インプラント治療の成功には、正確な診断、術前準備、そして精密な手術が欠かせません。当院では、以下の方法で治療の安全性と成功率を高めています。
問診と口腔内検査
持病や服薬状況の確認を含め、お口の中の健康状態を把握します。虫歯や歯周病がある場合は、治療を優先します。
CT撮影
歯槽骨の厚みや神経・血管の位置を立体的に把握し、最適なインプラント埋入位置をシミュレーションします。
インプラントガイド
(手術用テンプレート)の活用
CTデータをもとに作成したインプラントガイドを使用して手術を行います。
このガイドにより、インプラントの埋入位置や角度が正確に設定され、治療の精度が格段に向上します。また、ガイドの使用により、切開を最小限に抑えた低侵襲な手術が可能です。
咬み合わせ検査
偏った力がかかることを防ぐため、咬み合わせを確認し、必要に応じて矯正治療を行います。
健康な高齢者にインプラントをおすすめする理由
加齢により歯を失った場合、入れ歯やブリッジでは対応しきれない不便さを感じる方がいらっしゃいます。
健康状態に問題がなく、全身的なリスクが低い場合には、インプラント治療が適していることが多いです。
自然な装着感
入れ歯のような異物感がなく、天然歯と変わらない感覚で食事や会話を楽しむことができます。
長期的な安定性
適切なケアを続けることで、10年、20年と長期間にわたり快適に使用できます。
顎の骨の健康維持
入れ歯では骨が痩せることがありますが、インプラントは顎の骨を刺激し、健康な状態を保ちます。
1本だけ歯を失った場合の選択肢
前歯や目立つ部位で1本だけ歯を失った場合、見た目の自然さや咬む力を考慮し、多くの方がインプラントを選択されています。
審美面のメリット
インプラントは健康な歯と見分けがつかないほど自然な仕上がりが可能です。また、笑った時に気になる金属部品が見えることもありません。
周囲の歯への負担を軽減
ブリッジのように隣の歯を削る必要がなく、健康な歯を守ることができます。
術後ケアとメンテナンス
インプラントを長く安定して使うためには、術後の定期的なメンテナンスが欠かせません。
当院では、患者さんの生活スタイルやお口の状態に合わせた「テーラーメイドのメンテナンスプラン」をご提案しています。
定期検診
周囲の歯や歯肉の健康状態を確認し、清掃状況をチェックします。
ホームケア指導
ご自宅でのケア方法をお伝えし、日々のメンテナンスをサポートします。
他の治療法との違い
入れ歯やブリッジに比べたメリット
従来の入れ歯やブリッジと異なり、健康な歯を削る必要がありません。また、咬む力や安定性の面で優れ、見た目も自然です。
入れ歯
ブリッジ
オール・オン・フォーの選択肢
短期間で噛める機能を取り戻したい方には、オール・オン・フォーがおすすめです。
即日仮歯を装着し、その日の食事から楽しむことができます。
インプラント症例
オール・オン・フォー
上あごのAll-on-4を施術しました。見ために下あごと違和感の少ない、歯を入れたと気づかないような自然さがあり、人から見られやすい前歯を中心とする上あごをナチュラルに施術しました。
上あごにインプラント体を埋め込んだ状態です
レントゲン写真。上向きのインプラント体がわかります
歯を装着しました
上あごにインプラント体を埋め込んだ状態です
レントゲン写真。上向きのインプラント体がわかります
歯を装着しました
傾斜埋入
骨が残っているところにピンポイントで精度高く埋入することにより、広範囲の骨移植などを回避できます。
GBR(骨誘導再生法)
骨が少なくインプラントが難しい場合に、新しい骨が生まれるようGBRを行います。
生体素材で骨をカバーします
再生した骨にインプラントを埋入します
骨が少なくてもインプラント治療は可能です
サイナスリフト(上顎洞底挙上術)
上顎洞と呼ばれる、空洞で骨の薄い部分にある上あごの奥歯をインプラント治療するときに行う骨造成技術の1つです。
再生した骨にインプラントを埋入します
歯ぐきを縫いあわせます
歯を装着しました