口腔筋機能療法(MFT)
歯は骨と筋肉(頬や舌)で囲まれています。その筋肉がバランスよく機能していないと、装置で治療しても悪い歯ならびに戻ってしまいます。
正しいかみ合わせの機能を得るためには、悪い癖を治すことやトレーンニングが必要です。
歯並びが乱れる癖や習慣
子どもの身体は成長段階にあるため、柔軟で比較的小さな負荷でも歯並びやかみ合わせに悪影響を与えてしまいます。こうした悪影響を招く原因として、以下のものが挙げられます。
指しゃぶり

指しゃぶりは、指で上下のかみ合わせを悪くする状態になるほか、上の前歯を裏から押し続けることになるため、開咬や上顎前突を引き起こしやすくなります。
爪や唇をかむ

爪や唇をかむ癖は、歯や歯ぐきに大きな負担になります。不自然な顎の動きが習慣化して、顎関節に悪影響を及ぼします。
口呼吸

慢性的な鼻炎などで鼻がつまり口呼吸が習慣化すると、常に口が開いた状態になり、顔面の筋肉や骨格、かみ合わせに悪影響を及ぼします。
舌で歯を押す

常に舌で前歯を押し出したり、食べ物を飲み込むときに舌を出したりする癖を舌癖と言います。舌癖は前歯の歯並びに悪影響を及ぼします。
片側だけでかむ

食べ物をかむ歯が片方に偏っていると、顔の歪みや変形を引き起こすことがあります。
頬杖をつく

頬杖は、人間の身体の中でも最も重い頭部を顎で支える行為。重みが一点に集中することで、顎が変形してしまうことがあります。
*引用:日本口腔筋機能療法学会HPより
癖の改善も重要
小さなお子様は、指しゃぶりなど生活の中での癖が、知らず知らずかみ合わせに影響を及ぼすこともあります。こういった癖の指摘や改善も子供の矯正の大事なポイントです。

歯列矯正用咬合誘導装置
マルチファミリー
永久歯が生え揃う前にできる矯正
マルチファミリーシステムは5歳以上のすべてのフェーズで使用することが可能な筋機能矯正装置です。
口腔内の筋肉の緊張を緩和し、歯列を適切に調整します。
機能的な噛み合わせは様々な予防につながります。
早期(小児)からの矯正治療で、出来るだけ永久歯を抜かない治療を目指しております。
マルチファミリー装着例
マウスピース式なのでお子さんも嫌がりません
固定式の装置は、患者さんによって痛みがでると言われていますが、取り外すことのできるマウスピース式は一般的に痛みが少ないと言われており、痛みがあれば自分で口の中から外すことができます。また、学校に行くときは家に置いていくので、見た目が気にならず、歯磨きの邪魔にならないことも安心です。
お子さんのこんな事で悩んでいませんか?
- 歯ならび
- 口呼吸
- かみ合わせ
- お口ポカン
「マルチファミリー」は、取り外しの出来る「マウスピース式矯正装置」です。永久歯に生え変わる前に使うと効果が高いと言われています。
こんな治療効果が期待できます
- 歯ならびの改善
- 受け口や出っ歯の改善
- かみ合わせの改善
- 口呼吸を鼻呼吸へ
- お口ポカンの改善
- 発音や飲み込みかたの改善
マルチファミリーは「かみ合わせ」と「歯ならび」を改善すると同時に、機能的な側面「口呼吸から鼻呼吸へ」を非常に重要と考えています。マルチファミリーを使って行う独特な機能的トレーニング法は、この「口呼吸から鼻呼吸へ」の改善を促します。 この改善がお子さんの歯ならびだけでなく成長・発育にもとても大切だと考えています。
いろいろなタイプの歯ならびを改善できます
出っ歯

横から見た時に
上の歯が出ている
受け口

横から見た時に
下の歯が出ている
叢生・乱ぐい歯

顎が小さく
歯ならびが凸凹
開咬

奥歯はかむけど
前歯が閉じない
深いかみ合わせ

上の歯が下の歯に
覆いかぶさっている
マルチファミリーの使い方
ご自宅での使い方
- 日中:
- できるだけ長い時間装置を入れて過ごします。このとき、基本はお口を閉じるようにしますが、もちろんおしゃべりをしても問題ありません。
- 就寝時:
- 装置を入れたまま、お休みください。
トレーニングを併用することでさらに治療効果が高まります
- 舌・口元のトレーニング
- 発音のトレーニング
- 水を飲み込むトレーニング
7つのメリット
- 歯を抜くなどの負担がお子様にかからない
- 矯正期間中の痛みや煩わしさからお子様が解放される
- ブラケット矯正治療と比べて経済的です。
- 自宅での装着トレーニングのため矯正していることが人に知られない
- 口呼吸や唇をかむ癖を直すことができる
- 装置は取り外し式なのでお口のメンテナンスが簡単にできる
- 装置が簡単で携帯できる
デメリット
- ご自宅でのトレーニングが必要のため、怠ると歯並びはよくなりません。起きている時に合計30分程度のトレーニングと睡眠時の装着が必要になります
- 装置を入れていないと治療が進みません。お子様だけにお任せできないのでご家族の協力があると良いでしょう
- 必ずしもすべての方に適用するとも限りませんので、先生との相談が必要です
- 場合によっては拡大装置が必要になる場合もございます
- 小児矯正を行っても、大人になってから再度矯正が必要になることがあります
症例
治療前の写真です。前歯の付近を中心に歯ならびが悪く、左右のバランスが崩れています。
マルチファミリーを装着し、バランスの取れた清掃のしやすい歯ならびとなりました。
